11月24日 今日も休みでよかった。明日は?

以為警戒(以て警戒と為す)(「唐才子伝」)

今日は「警戒」の本来の意味がわかりますよ。

おれが目覚めるときに、おそろしいことが起こると言い伝えられているニャぞ、むにゃむにゃ。もうすぐ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

唐備は龍紀元年(889)の進士である。同じころ于濆という人もいて、この二人の詩風は似ており、

大為時流所許。

唐備の詩を読んでみます。

1.天若無雪霜、青松不如草。地若無山川、何人重平道。

実際にはあるので、松(のような節操)は重要であり、平坦(で人間として実践しやすい)な道はありがたいのである。

2.狂風抜倒樹、樹倒根已露。上有数枝藤、青青猶未悟。

国が滅びつつある中でも自己啓発とかしているような人がもしおられるとしたら、そんな感じでしょうか。いえいえみなさんのことではありません・・・と思いますぞ。

3.一日天無風、四溟波自息。人心風不吹、波浪高百尺。

于濆にはこんな詩があります。

4.花開蝶満枝、花謝蝶来稀。惟有旧巣燕、主人貧亦帰。

特にこの詩は有名です。

これらの詩は、

発為澆俗、至今人話間、必挙以為警戒、足見之矣。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

元・辛文房「唐才子伝」巻九より。わたしのところはツバメなんか来ませんので、貧乏になっても来るものはない。そういえば夏の終りに出現するブリキーゴなどのムシも今年は来なかったなあ。東日本震災から12年、関東大震災なら昭和10年ごろだ。何か大きな災いを惹き起こす力が、マグマのように大地の下で、あるいは人々の心の中で、蠢いているのかも知れません。

このHPもそのうち溜まったマグマがバクハツするように更新し出されるのでは。

ホームへ
日録目次へ

コメントを残す