11月22日 寒くて眠れないがヘビはもう冬眠か

其形如蛇(その形、蛇の如し)(「墨余録」)

ヘビでないなら「如し」でもいいのですが。

ヘビと月は脱皮して生き返ることから、古来より同一視されてきた(ネフスキー「月と不死」など)んニョロ。

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清の嘉慶年間の初め頃のことである。浙江・呉中にあるわしの家の下僕の某という男が、夏のあまりに暑い夜、あんまり暑いので庭園内の緑雨亭というあずまやに寝転がっていたのだそうだ。
すると、

夜半、聞鳴声起乱石中。初以為蚓、頃之、声厲如吹角。

「なんじゃ?」

移灯即之、恰無所見。

次晩復鳴、僕欲窮其異、秉燭以伺。

至四鼓後、有物蜿蜒出石間。時月色正明、細視、其形如蛇。

長四尺余、望月長鳴、其声蜿転、節韻抑揚。

月将落、始引去。

一体どんな声だったのであろうか。下僕が最初に聞いた時、「ミミズの声では?」と思ったのが手掛かりになりますね。えーと、ミミズの声というのは・・・あれ? どんなだっけ。

僕識其処、明日探之、果有穴、遂以雄黄灰土封之、後竟不復出。

ということである。

按ずるに、「蛇譜」(ヘビ百科)を閲するところ、

というのがいるそうだ。

出緬甸及東印土、長五尺、大一拱、食山果、而不齧人。毎秋清月朗、長鳴如蚓。

またミミズの鳴き声が出てきました。これは、知らない方が少数派ぽいです。知っているふりをしなければ・・・。

しかしながら、

我が郷里、呉中ではこのヘビの棲息を聞いたことがない。

正不知其何自来也。異哉。

雨蒼氏(←この本の筆者の自称)曰く――

蛇鳴或如撃磬、或如撾鼓、更有百楽之名。声聚則八音皆備、合此可当一部鼓吹。

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清・毛祥麟「墨余録」巻六より。結局このひともヘビの鳴き声がわかってないみたいですね。おそらく「がらがら」と鳴いたのではないかと推測してみるのですが・・・。

観ネコ記 令和7年11月22日

を書こうと思ったのですが、今度は写真が送れなくなったので、観ネコ記は中止じゃ。今日はしにかけ、手前ミケ(ころころ)、白ミケ、奥ミケ(バグパイプ)を発見、ハチは不明。白ミケが先週の三分の二ぐらいにダイエットに成功していた。

→その後入れました。上の4匹の写真を掲示する。

↓こいつはどれでしょう。

それじゃあニャ。来週までみんないるこな?

全勝さんのHP、恢復のきざしが見えません。サボっているのかも。わたしも明日はさぼらせてもらいますわ。眠いし。

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