陸有豺狼(陸に豺狼有り)(「象山詩抄」)
この先、わしは関係ありませんぞ! と言えるかどうか。

クマよりヤバイおれたちオオカミの力を見せる時かも。絶滅してるけどな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつのことでしたでしょうか。もしかしたら今日のことかも。
不可諫者、昨日之事害已成。不可測者、今日之勢心更驚。
諫むべからざるものは昨日の事にして害已に成る。測るべからざるものは今日の勢いにして心さらに驚く。
忠告してももうしようがないのは昨日のことだ。被害はもう起こっている。
先がわからないのは今日の情勢だ。心がさらに驚かされることが起こるだろう。
陸有豺狼水有鱷、欃槍熒惑照天赤。
陸に豺狼有り水の鱷(がく)有り、欃槍(さんそう)・熒惑(けいわく)天を照らして赤し。
「豺」はヤマイヌ、「狼」はオオカミ、「鱷」はワニ、欃槍(さんそう)は長いほうき星、熒惑(けいわく)は火星、ともに戦乱の兆しである。
陸上にはクマやヒグマが現われ、台湾海峡には戦艦。ほうき星や火星が不吉な赤い光で空を照らしている。
意訳しすぎましたか?
陵犯成風多驕恣、天下名言倒且錯。
陵犯は風を成して驕恣多く、天下の名と言は倒錯す。
良い風俗を破壊することがかっこいいスタイルになってしまって威張りわがままなやつが多く、世の中では定義や言語がさかさまになったり入違ってしまったりしている。
文化や思想が混乱しているのだ、と言ってます。
そして、いまや、
肉食失計但竊位、藿食那不脳塗地。
肉食は計を失いてただ位を竊むのみ、藿食はなんぞ脳を地に塗らざらんや。
肉を食っている上級国民たちは経済戦略に失敗してその地位と収入を盗んでいるだけだ。雑草を食うような(おれたち)一般人民は、どうして脳みそを地面にぶちまけて死ぬ(ような困難な目に遭う)ことを免れることができようか。(免れないのである。)
↑これはほんとにありえますよ。上級国民どもが欲をかいていよいよトリプル安だ。食品等の物価だけあがる。
大厦将傾非所支、明者祇応尚其志。
大厦まさに傾かんとして支うるところ非ず、明者はただまさにその志を尚(たっと)ぶべし。
大きな屋根はいよいよ傾きかけてきたが、誰もそれを支えることはできそうにない。先の見通せるやつは、いまやただ自分の志を確かに持って進むべきであろう。
我既不能学伍子胥抉眼懸城門。
我既に学ぶ能わず、伍子胥の眼を抉りて城門に懸けしことを。
わたしはもうそんなことは学びえない、春秋の戦略家・伍子胥が、呉王が自分の諫言を聴かないので、「おれの目をくり抜いて城門に引っ掛けておいてくれ、王が滅ぼされるのを見ることができるようにな」と言って自殺したような、未来を見抜く知恵を。
又不欲学藤房卿髠髪逐水雲。
また、学ぶを欲せず、藤房卿の髠髪して水雲を逐えるを。
「藤房卿」て誰だと思いますか。日本の故事を引いているのはわかるのですが、西行法師は佐藤?でしたっけ。実は今日帰宅したころからスマホがうんともすんとも言わなくなってしまったので、簡単なことも調べることができません。困った。明日の社会生活はもっと困るぞ。もう髠髪して水雲を追うしかないのだ。いよいよ明日か。
一方、わたしはそんなことを学びたくはない、我が国の藤◎房〇さまのように、髪の毛を剃って行雲と流水を追うような出家僧の境遇に入ることを。
只願得似武陵桃源処、肥遯高隠、世上栄枯盛衰永不聞。
ただ願わくば武陵の桃源の似(ごと)き処を得て、肥遯高隠し、世上の栄枯盛衰を永く聞かざることを。
「肥遯」(ひとん)は肥ったブタ、ではありません。「周易」遯卦の上九(一番上の陽爻)の爻辞、
肥遯、無不利。
肥遯なり、利せざる無し。
(占ってこの爻が出たら)満ち溢れた引退である。よくないことは一つもない。
から、円満な隠棲を言います。
わたしの願いは、陶淵明が「桃花源記」に書いた湖南・武陵の桃源郷のようなところを発見して、円満に引退して高尚な隠棲生活を送り、この世の栄枯盛衰のことなど永遠に耳に入ってこないようになることじゃ。
これ、誰の詩だと思いますか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本朝・佐久間象山「象山詩抄」より「有歎」(ため息つくようなことがあった)(「東瀛詩選」所収)。どんなことがあったんでしょうね。でも野党議員の質問のせいにしてはいけませんよね。
全勝さんが更新されていますが、なんとなく予約してあったものがアップされただけのような気がします。全勝さんはおそらく中国政府やトランプと連絡とって何かをしている・・・ので更新できないのかもしれないかもしれないではありませんか。
コメントを残す