11月6日 今日は一日中会議で身はバテバテ

傷哉貧也(傷(いた)めるかな、貧や)(「唐才子伝」)

心は居眠りしてたんでバテバテではないんですけど、心〇はどんどんダメになってくる気がします。三日も会社行ったのに、まだ明日は金曜日か。

体調とか悪くても、病院探しなど新しいことするのめんどくさいから、がまんするしかないのだ。

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唐の王季友は河南の人である。

暗誦書万巻、論必引経。

一万巻を記憶? そんなやつおらへんやろ、と普通は思いますが、白髪が三千丈(唐代の1丈≒3.1メートル、3000丈≒9300メートルである)も生えてたやつもいたというのですから、当時はすごいやつがたくさんいたのでしょう。まあ、今の子どもでも、スマホさえ持っていればこれぐらいの記憶力があるのに匹敵するのかも知れません。

こんなに暗記力があるのに、

家貧売屐、好事者多携酒就之。

其妻、疾季友窮醜、遣去、来客鄷城。

貧乏な上に醜くかったことがわかりました。韓流で整形しよう・・・にもオカネがないのか、わははは。ひっひっひっひ・・・とみなさんの笑いも聞こえてまいります。

ところが、

刺史李公一見傾敬、即引佐幕府。

という人もいたようです。

季友は、記憶力抜群だっただけでなく、

工詩、性磊落不羈。

人の彼を評して曰く、

奇務険、遠出常情之外。白首短褐、崎嶇士林、傷哉貧也。

と。

こんな詩を作っていたそうです。

山中誰余密、白髪日相親。雀鼠昼夜無、知我厨廩貧。

あるいは、

自耕自刈食為天。如鹿如麇飲野泉。亦知世上公卿貴、且養丘中草木年。

というように、

観其篤志山水、可謂遠性風疎、逸情雲上矣。

「遠性風疎、逸情雲上」は対句表現になっていますね。

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元・辛文房「唐才子伝」巻四より。貧乏は困りますね。しかし脱却する方法も思いつかない(めんどくさいのはイヤだし)ので、まだしばらく草木の中で暮らすのがいいと思います。
岡本全勝さんのHPは調子悪いんでしょうか、一日一個しかアップされてないぞ。

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