10月30日 これから週末なにを楽しめばよいのか

気無烟火(気に烟火無し)(小窗自紀)

今週末はまだ楽しみが少しはあるかも知れませんが、だんだんさびしくなってきます。

明日は働かなくてもお菓子がもらえるらしい。資本主義が解除されるのである。

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おまけにやる気ないんですわー。

明の時代のことですが、わたしどもは、

生来気無烟火、不必吸露餐霞。

端的にいえば資本主義に適合しないが、仙人になってしまうこともできないのです。そんな暮らしであったが、

運中際少風雲、也会補天浴日。

「補天」は、原始時代に、神々の戦争によって天が西北に裂け、大地が東南に低く傾いた時、女媧(じょか)神が粘土を錬って天の裂け目を補ったこと(「列子」天問篇)。「浴日」は、毎日太陽は東から西へ天上を移動してエネルギーを失うのだが、日没の地・甘淵で、羲和(ぎか)が太陽を水浴びさせて、翌朝また元気に東の空に昇らせること(「山海経」大荒南経)。どちらも宇宙の運行のためにはたいへんな功績です。そこで、天地を助けるような大手柄のことを「補天浴日」といいます。

と言ってたころが懐かしいなあ。

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明・呉従先「小窗自紀」65則。カスミ美味いですからね。もう三十年ぐらい昔でしょうか、ひとが「〇〇は肉食系、✕✕は草食系だ、肝冷庵はどちらだ?」と下らん話を振ってきたときに、「わ、わしはカスミしか食わんのじゃ!」とびしっと言ってやったのを思い出します。わしの人生の中でも数少ない勝利の思い出じゃった。
それはそれとして日本シリーズも終わったので、もう大きな手柄の機会がありません。小さなのはあるかも。

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