10月23日 居眠りしながら焼きそば食った

折一柳枝(一柳枝を折る)(「何氏語林」)

食べなくてもいいぐらいの量を食べてしまったように思える。それにしても、焼きそばの麺は柳の枝のようにやわらかではないか。

ヤナギの枝にいるとネコヤナギにゃん。

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宋の哲宗皇帝(在位1085~1100)が、

嘗因春日経筵講罷、移至小軒中賜茶。

この日は程伊川先生の書経の講義があった。
厳しい程伊川の授業が終わったので、よほど和やかな気持ちになられたのであろうか、まだ若い皇帝は、

自起折一柳枝。

なんと風流なかたであろうか。さすがです。

すると、教官の程伊川が威儀を正して申し上げた。

方春万物生栄、不可無故摧折。

と。

哲宗色不平、因擲棄之。

うん、確かにそうだ。春の季節に生物を折りとるようなことではいかん。さすが程伊川先生だ、皇帝にはっきり意見されるとは、なかなかできることではない。

以上のことを司馬温公が聞いて、どうも不機嫌そうな顔つきになった。弟子の一人が理由を訊いてみると、

遂使人主不欲親近儒生、正為此輩。

そのとおり。わたしもそれを心配していました。

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明・何良俊「何氏語林」巻二八より。なんとなくよく似たやつが多くいて、確かに国が亡びる時にはこいつらいるなあ、と思いました。

さて、肝冷庵が思った、国を亡びる時に必ずいるやつはどいつでしょう。
①春の柳の枝のような民草の心を折り取ってしまう無自覚な権力者
②正義感を振りかざして細かいことまで追求する正義派
③なんにでも追随して「そうだそうだ」と言っている無定見な肝冷庵みたいなおっさんたち

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