9月25日 同僚はなかなか厳しいものである

同僚訝之(同僚、これを訝しむ)(「倦游雑録」)

仕事をしても批判されることがあります。

防備を優先すべきでアラシ。打って出るとはオロカなるラシ。

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宋の時代、官吏の不正や非法を暴くことを掌る御史台には、一つの不文律があった。

凡御史上事、一百日不言、罷為外官。

ところが、新たに侍御史となった王平は、

拝命垂満百日、而未言事。同僚皆訝之。

「このままでは罷免だぞ」
「不文律を知らないのではあるまいな」
「それは任官の時にきちんと話した」
「そもそも長くこの仕事をやる気はないのでは」

同僚の一人が言った、

端公有待而発。苟言之、必大事也。

と。

「なるほど」「そういうことか」

みな納得した。

一日、聞入札子、衆共偵之。

やがて、皇帝から「不報」(報ぜず。「採用しない」の意)として返ってきたのは、

弾御膳中有髪。

という内容だったので、みなずっこけた。さらに、弾劾文の中に、

是何穆若之容、忽睹鬈如之状。

というに至って、あまりに大げさな表現に軽蔑した者も多かった。おそらく帝も同じ思いであったであろう。

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宋・張居正「倦游雑録」より。王平のその後の官歴はよくわかりません。いずれにしろ同僚は厳しいのです。その人たちがお祝い会開いてくれるとすると、何かいいことをしたのでしょう。

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