9月1日 暑さと人間関係でもうダメだ、ダメなのだ

当無出理(まさに出理無かるべし)(「袁中郎尺牘」)

もう立ち直る能力も理由もありません。あと数日で涼しくなるそうだが、その前にへたりました。防災の日です。みなさんいろいろありがとう。

これ見たら元気になりはるんとちゃうコン?

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明の萬暦年間、浙江・呉中の県令になって役人活動実施中のころ、

呉中人無語我性命者、求以明先生一毛孔不可得。甚哉法友之難也。

そうですか。

游客中可語者、屠長卿一人、軒軒霞挙、略無些子酸俗気。余碌碌耳。

夫呉中之詩画如林、山人如蚊、冠蓋如雲、公庭私室非套則諛。一袁中郎能堪幾許煎爍。

「套」(とう)は「大」と「長」から成り、「大きい」「覆いをする」「覆い、かぶせるもの」の意ですが、「重ねてまねをする」という意味を派生します。「常套手段」とか「旧套に属する」と使うときの「套」です。ここは「ひとまね」ぐらいの意味でしょう。

油入麺中、当無出理。雖欲不堕落、不可得矣。

完全に堕落してしまう前に、郷里の湖北に帰りたいんだそうです。

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明・袁宏道「与王以明」(「袁中郎尺牘」所収)より。王以明は袁氏兄弟のいとこで、いろんなことを手ほどきしてくれた先輩です。特に王以明は妓女好きで・・・ほんとですよ。古典・漢文・東洋と「三不信」の塊のような文化なので現代の皆様には信用いただけないかも知れませんが、王以明は最後は貧窮して死に、袁宏道は「花柳病」であろうと推断している。

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