眠水底(水底に眠らん)(杜工部集)
練習でやってみます。いま、午後二時過ぎ。昼カレー食ったし、眠い。ちからつきてきました。

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知章騎馬似乗船、眼花落井水底眠。
知章が馬に騎るは船に乗るに似たり、眼は花(かす)み井に落ちなば水底に眠らん。
老詩人賀知章が馬に乗って(長安の街中を)行く姿は、まるで船に乗っているかのように前後左右に揺れていく。
目もかすんでよく見えなさそうだし、(鞍から放り出されて)井戸に落ちてしまってもそのまま水底に眠ってしまうことだろう。
そんな人いないと思うので「詩的誇張」と思うんですが、午後の自分を見ておるとあながち虚偽でもなさそうです。もうだめだ眠い……
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唐・杜甫「飲中八仙歌」より。おふざけに近い歌ですが、ちゃんと「船」「眠」と韻を踏んでいます。長めの古詩ですが、このあとも「銭」「川」「賢」「天」「涎」「泉」「年」「天」「前」「前」「禅」「篇」「眠」「船」「仙」「伝」「前」「烟」「然」「筵」と続きます。続くはず。うろ覚えで書いております。それにしても、杜甫の詩は写実主義だったのです。眠いと井戸に落ちても起きてこれな・・・い・・・ふが。
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