8月9日 夏バテひどくやる気もないが家にもいない

漏雨所淋(漏雨の淋するところ)(「玉泉子」)

明日雨みたいで湿度高いのでイヤになりますね。天気の解説見てたら「秋雨前線が本州南に広がり、梅雨末期豪雨のような状態を呈している」そうなんです。梅雨が明けたと二回言ってたし、説明用語のパラダイムシフトしないといけないのでは。

福島県にある国宝・白水阿弥陀堂は、奥州藤原氏の御姫様が造らせたんだそうです。国宝指定前のぼろぼろ時代の写真と、現在の観光宣伝を見くらべると、「おカネにならない伝統を大切にしない」日本人の本質がよくわかって悲しくなってきます。
インバウンドがもうかるなら、「我が国の国体は(移民否定型)インバウンド国家である!」と文科省が宣言する日もあるのかも。

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唐の時代のことですが、後に大功をあげて邠公に封ぜられる杜悰がまだ幼かったころのことだ。

与群児戯于野、忽有一道士独愛悰、以手摩挲曰、郎君勤読書、勿与諸児戯。

そして、

指其観曰、吾居此、頗能相訪否。

「うん・・・」

と答えるのも待たず、道士は、

既去。道士半面蒙黒色。

それから数日後、雨が降ったので他の子どもと遊ぶこともできず、

悰即詣之。

但見荒涼他無所有、独一殿巋然存焉。

「巋然」は「一つだけ高くそびえている」意です。

ぎしぎしと軋む板を踏んで中に入ってみると、

「わ!」

人がいました・・・と思ったが、

内有老君像。

至是詳観其像、頗類向者所見之道士。乃半面為漏雨所霖故也。

もちろんえらくなってから立派なお堂を寄付したんです。

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唐・無名子「玉泉子」より。これは梅雨前線だったんでしょうか、秋雨前線か。あるいは?

プロ野球チームが弱くてもチケット代が爆上がりして観客が増える現象が不思議でならなかったのですが、インバウンド客の取り込みだったことがNPBの公表でわかりました。大学も「学徒インバウンド」状態だそうですし。

ところで、以下、無用のことながら。
荒涼、じゃないや広陵高校問題で、事件が、ではなく「批判すること」が人権問題だと朝日新聞と高野連が共同で宣言しましたが、メディアが通れば道理が引っ込む、としか言いようがない(念のため、わたしは広陵辞退論者ではないですよ)。「野球」ではなく「高校野球」のコンセプトはマイナスイメージが強すぎて、もう数年で崩壊して、やっと「高校生のやってる野球」に変化すると思います。父兄を巻き込んだ一大利権もいよいよ・・・。全国大会は、いずれは各県回り持ちで細々やるのでは。ちょっと見に行きたくなってきますね。

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