7月30日 忙しいんです本日津波来たらしい

受衣焚之(衣を受けてこれを焚く)(「後漢書」)

今週はほんと忙しいんですよ。マウス買ってきたおかげでPCは調子いいんで、その分省力化されましたが、五分ぐらいです。

津波の妖怪化がうみぼーじかも。

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前漢の終りごろ、汝南の郭憲、字・子横は、東海の王仲子の弟子となった。ちょうど王莽が大司馬として権力をほしいままにしているころで、王莽は、評判の学者であった王仲子を都・長安に招聘した。

仲子欲往、憲諫曰、礼有来学、無有往教之義。今君賤道畏貴、竊所不取。

仲子は言った、

王公至重、不敢違之。

郭憲は言った、

今正臨講業、且当訖事

「それはそうだな」
意外と風通しのいい師弟関係だったみたいです。

仲子従之、日晏乃往。

王莽は仲子に会って、質問した。

君来何遅。

これはお怒りになってやられるかも! だが、王仲子は特に隠し立てもせず、淡々と、

具以憲言対。

「ほう」

王莽陰奇之。

後、王莽はついに漢の帝位を簒奪して、新の国を建てた。

拝憲郎中、賜以衣服、憲受衣焚之、逃于東海之濱。

王莽深忿恚、討逐不知所在。

王莽が追われ、光武帝が後漢を建国して、

求天下有道之人、乃徴憲拝博士。

そのころ、あの事件が起こったのでございます。・・・以下、次回のお楽しみ。

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「後漢書」列伝七十二上「方術伝」より。「あの事件」とはよくあることなのですが、世界で初めての例ではないかと思います。インドあたりには例があったかも。

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