7月21日 本日の暑さには生物は皆つらそうでした

好怪也甚(怪を好むや甚だし)(「括異志」)

変なことしかオモシロいことが無いんです。

「おカネなんてほんとは要らんのじゃ。さあさあ国民は払いなされ。心が軽くなりますぞ」。
(などと短い議論で作られた政府の予算案が国会の審議で変更されたんです。現行憲法下ではじめてなんだそうです)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

宋の時代のことですが、長白山の醴泉寺は、当時大したお寺では無かった。名刹・景徳寺の末寺で、寺の建物は、

歳久頽圮、僧行悦志欲営葺、因市大木百余章。

有大楡、其上巨枝岐分、向因雷雨、枝間有大足迹、長僅二尺。

「どれどれ」

僧伐視之、上下如一。因断為数十百片、俾其徒偽称仏所践履、持之化誘諸郡。

三歳、得銭五千万、寺宇一新、頗極壮麗。

このことは、天禧年間(1017~22)の実話で、李省山人が実際にその目で見たのだそうである。ということは、宗教とか政党とかを批判して、現代に作られたお話ではないわけです。

ところで、

仏之徒以因果禍福恣行誘脇、持元元死生之柄、自王公而下、趨向者十八九、悦又能仮詭異之迹、俾夫庸柔者破帑、傾篋而甘心焉。

嗚呼、人之好怪也甚矣。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

宋・張師正「括異志」巻九より。最初に足跡をつけたやつは誰か。そもそも足跡はついていたのだろうか。なぞは深まるばかりです。が、もう寝ます。明日また会社あるみたいです。

ホームへ
日録目次へ

コメントを残す