7月15日 雨でしたが湿気すごくて体力無くなる

可称詩狂(詩狂と称すべし)(「小窗自紀」)

一方、今日は観タマ無いんで楽ちんです。明日からはまた大変なんですが。

これが銘酒「春芳」か・・・
「へへへ、くもはちよ、何かいいもの飲んでいるようだな。おれにも回していただこうじゃねえか」
クモ以下の人間もいるのである。

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興酣落筆揺五岳、詩成嘯傲凌滄州。

これと、

嘯起白雲飛七沢、歌吟秋水動三湘。

これの

二聯可称詩狂。

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明・呉従先「小窗自紀」第六七則。もっと変なのあると思いますが、この二つは相当変です。漢字の「誕」、誇大妄想なんです。

試みに、両方とも全体を書き出してみます。

あ)江上吟(川のほとりのうた)(唐・李白)

木蘭之枻沙棠舟、玉簫金管坐両頭。

美酒樽中置千斛、載妓随波任去留。

仙人有待乗黄鶴、海客無心随白鴎。

少しでも機心(なんとかしてやろうという気持ち)を持つとカモメは逃げて行ってしまうんだ、と「荘子」に書いてあります。

屈平辞賦懸日月、楚王台榭空山丘。

文学の力は大きいのである。

おれは、それを持っているのだ! むうううう、興奮してきましたぞ!

興酣落筆揺五岳、詩成嘯傲凌滄州。

(上述部分)

功名富貴若常在、漢水又応西北流。

そんなことはあり得ない。だから、今このときに好き放題にすべきなのだ。

もう一つは、

い)自漢陽病酒帰、寄王明府(漢陽から二日酔いで帰ってきて、賢い王知事のもとへ)(唐・李白)

去歳左遷夜郎道、瑠璃硯水長枯槁。

だが、

今年勅放巫山陽、蛟龍筆翰生輝光。

ああ、ありがたいなあ。

聖主還聴子虚賦、相如却与論文章。

だいぶん文飾があります。解放されてどこに行ってもいいことになっただけで、衣食住も保証されないし、そんなに大事にしてもらえるわけではありません。
でも、まあ、いいではありませんか。

願掃鸚鵡洲、与君酔百場。

嘯起白雲飛七沢、歌吟秋水動三湘。

(上述部分)

莫惜連船沽美酒、千金一擲買春芳。

全体を引いてみると説明が多くて「狂」というほどでもないような。上の「江上吟」の方が興奮が破裂しててよいかも知れません。どちらも「詩聖」李白でした。確かにこんなのは、他のひとは恥ずかしくて書かないですよね。呉従先はおそらく「詩聖」を「詩狂」とひねっているんだと思います。

SNSに対抗するのは「戸別訪問」だと思いますが、マスメディアは自分たちの管理下になくなるから否定的でしょう。候補者もイヤでしょうね、イメージだけでやれなくなるからね。

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