6月12日 ほんとに焦ってるのに何も進まない

行到食店前(行きて食店の前に到る)(「寒山詩」)

今日も忙しかった。しかし何もしていない。

わしだって、若いころはアリジゴクでしたんじゃ。

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箇是何措大、時来省南院。

「措大」はもともとは「大なることを措置できる」立派な大人の読書人、という意味なんですが、自分でそう思っていても他人には嘲笑されている貧乏書生のことを言います。「大したやつ(笑)」と意訳しておきます。

受験しにくる、という意味です。

年可三十余、曾経四五選。

まだ合格していない。

嚢裡無青蚨、篋中有黄絹。

「青蚨」(せいふ)はそのままだと虫の「かげろう」のことですが、古来、はかなくどこかに消えていく「銅銭」を意味します。「黄絹」は「世説新語」中の曹操さまの故事(今日は眠いので紹介しません。明日か、そのうちに・・・)から、「絶妙好辞」(とびぬけてすばらしいいい詩的コトバ遣い)を現わす暗号文の最初に「黄絹」が出て来る(「黄色い絹は、黄色い色のついた糸で織らないといけないから「絶」という意味だ!」)ので、「黄絹」の二字で「すばらしい詩」を意味し、それが箱の中に入っているというのは「詩の才能がある」という意味です。

そのわたしだが、

行到食店前、不敢暫廻面。

見ても買うことができないからです。赤いリンゴや残飯シチューもあるかも。

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「寒山詩」より。貧乏で困窮しているので、コメの値段を下げていただくと「うおおおおお、さすがだぜ」と称賛することでしょう。参議院選挙終わるとおカネももらえそうです。うれしいなあ。しかし誰がこんなに貧乏にしたのかな。アメリカだっけ。Kのおやじだっけ。

このひとたちは賢いから60%が反対したら、わたしどもの一般国民全体の10パーセントぐらいの力はあることでしょう。

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