5月20日 コメ主食が終焉、弥生時代も終わる

数戦数勝(しばしば戦いてしばしば勝つ)(「淮南子」)

ガザもウクライナも戦争続くようです。今日はマジメな話をしようかな。

おれたちは負けないぜ。

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戦国の時代、魏の武侯(在位前395~前370)が、宰相の李克に問うた、

呉所以亡者何也。

李克は答えて言った、

数戦而数勝。

「なんじゃと?

数戦数勝国之福、其独以亡何故也。

数戦則民罷、数勝則主驕。以驕主使罷民、而国不亡者天下鮮矣。

「ほう」

驕則恣、恣則極物。罷則怨、怨則極慮。上下倶極。呉之亡猶晩矣。夫差之所以自剄於干遂也。

「なるほど。勉強になるのう」

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漢・劉安「淮南子」巻十二「道応訓」より。「数戦数勝すれば国亡びざるもの鮮(すくな)し」が印象的ですね。全勝さんはまずい。ときどきは負けないと。だが「負けるが勝ち」とも言います。ああどうしても勝ってしまう。
しばしば戦ってしばしば勝ってきた欧米近代主義が終わるようです。ご苦労様でした。

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