心浄無縄索(心浄くして縄索無し)(「寒山集」)
今日も眠いです。眠い分余計なこと考えず、きよらかな心になっている気がします。

おいら金太郎。すべてを棄てて、きれいな心になっている。あとはパンツだけだ。
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我見出家人、不入出家学。
我、出家人を見るに、出家の学に入らざるなり。
わしは出家した人をよく見るのだが、そのひとたちは、出家した者の学ぶべきことがまだ学べていないようである。
何が学べているのだろうか。人に勝ちたい、人を騙したい、人に評価されたい、といった欲望に対処するための技術ばかり学んでいるのではないだろうか。
欲知真出家、心浄無縄索。
真の出家を知らんと欲すれば、心浄くして縄索無し。
ほんとうの出家――世を棄てるとはどういう状況を言うか知りたいか。それなら心を清らかにして、からだが縄で縛られてないように自由でなければならない。
言われるとおり自由にしました。
澄澄絶玄妙、如如無倚託。
澄澄として玄妙を絶し、如如として倚託無し。
心は澄み切って神秘の暗がりからも離れており、生まれたままの姿で、何かに依存することもない―――そんなふうになったかな。
なった・・・と思います。
三界任縦横、四生不可泊。
三界には縦横を任(まか)せ、四生は泊めるべからず。
欲界・色界・無色界を合わせると生命世界のほぼ全体、その中での運命はもうひと任せにしておけ。
生命には、卵で生まれる、胎から生まれる、水分のあるところから生まれる、何かから生まれる、という四つの生まれ方があるが、そのどこかでとどまっていることはするな。
はいはい。
無為無事人、逍遥冥快楽。
無為にして事も無き人は、逍遥として冥(まこと)に快楽たり。
何にもしないし何も起こらない――そんな人は、ふらふらとして本当に楽しい。
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「寒山集」より。言ってることはよくわからないことも多いのですが、感覚的にはわかっている、いや、わかった!みたいな気持ちになり、また次の課題に取り組めるかも。とにかくまずは早く眠らねば。まあでも転がり落ちていく方が楽なんだと思います。ひきずり降ろされるよりは摩擦係数が低くて。
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