露出醜形(醜形を露出す)(「酔古堂剣掃」)
ちゃんと服着てますよ。寒い季節は。

わしはかっこいいはず。
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よく自分を見てみましょう。
車塵馬足之下、露出醜形。
車塵と馬足の下に、醜形を露出す。
町中で車のまき上げる塵と、闊歩する馬の足の下、(おえらがたを追いかける)醜い姿をさらけ出しているのではないか。
しかしながら、
深山窮谷之中、剰些真影。
深山と窮谷の中に、些かの真影を剰(あま)す。
深い山中、どんづまりの谷の奥では、少しぐらいは人間らしい本当の姿をチラ見せできるかも知れない。
あんまり町中に長く居ってはいけない、ということですね。
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明・陸紹珩編「酔古堂剣掃」巻十「豪」より。町中に居ってえらい人のあとを追いかけていてはどんどん遅れていく(TV・新聞はやっぱり自分たちが前を走っているつもりだったんです)ので、「深山窮谷」に入って「ほていさん」みたいなかっこいい姿になろうと思います。みなさんも行きましょう。でも冬の間は寒くてムリかも。
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