12月30日 あと一日、来年は来るのだろうか

恣其取去(恣いままにそれを取り去らしむ)(「何氏語林」)

もうほんとに今年も終わり。もう借金も払いました。あと残っている分はどうするか。岡本全勝さんにも強引に引用させていただき、お世話になりました。

おれたちを分配しても、貧しい者にはカロリーが足らないぜ。

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元のころ、暢師文というひとは太平路の総管に任ぜられた。

公田収米、積之盈屋。

すると、暢は言った、

我家幾人、能尽食此乎。

そして、

呼貧士、及細民、恣其取去。

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明・何良俊「何氏語林」巻三より。暢師文は字を純父といい、洛陽のひと、

好奇尚怪。

という(「硯北雑志」による)いかにも元末のひとらしい風変りなひとですが、やってることも行政組織が崩壊しつつあった元末らしいいい加減さです。分配するなら減税すればいいのに、と思うかも知れませんが、余らせておくよりはいいでしょう。

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