12月29日 あと二日、来年は迎えられるのか

離楚愈遠(楚を離るること愈々遠し)(「戦国策」)

年末が近づいてまいりました。君子は数日前には年賀状も書き終えたことでしょう。書き終えてないひとはこれから出す愚者かもう出さない賢者・・・かも知れません。みなさん、今年はどんな一年でしたか。

機関車トンプソンだ。彼には守るべきものなど一つもない。北でも南でも突き進むぜ。

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戦国・魏の安釐王(あんき・おう。在位前276~前243)が趙の邯鄲を攻めようと謀った。

重臣の季梁は使いに出ていて謀議に与かっていなかったが、

聞之、中道而反。衣焦不申、頭塵不去、往見王。

面会して申し上げた。

今者臣来、見人於大行。方北面而持其駕、告臣曰、我欲之楚。

楚は南方です。わたくしはその人に言った、

君之楚、将奚為北面。

その人は言った、

吾馬良。

わたしは言いました、

馬雖良、此非楚之路也。

吾用多。

この「用」は「旅のために用いるモノ」すなわち「費用」のことです。

用雖多、此非楚之路也。

吾御者善。

ああ。

此数者愈善、而離楚愈遠耳。

さて。

今王動欲成覇王、挙欲信於天下、恃王国之大、兵之精鋭、而攻邯鄲、以広地尊名。

王之動愈数、而離王愈遠耳。猶至楚而北行也。

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「戦国策」魏策より。王さまはいろいろ考えないといけないこともあるので、一概にオロカものとは言い難いでしょう。しかし、大通りであったひとはオロカな人だなあ。こんなふうになってはいけな・・・いや、この一年、みなさんもずいぶん北に進んでしまっていませんか。年末なので、立ち止まって考えてみましょう。

韓国で航空機事故が。原因解明はこれからだと思うのですが、単なるバードストライクでほんとにこんなことになるのか。

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