令和６年１２月調査報告（神奈川宿）

１２月２７日（金）　・・・　観タマもないのに横濱に行く用事があったので、東海道神奈川宿を調査。今日の調査範囲は神奈川宿の西半分である青木宿の方だけです。所用もあるので早めに切り上げました。

まずは腹ごしらえじゃ。わしは崎陽軒が好きだと思われているかも知れないが、わしがヨコハマで最も好んでおるのはこのリオカレーだ。むかしに比べると３倍ぐらいの値段になってますが、わたしぐらいの歳のハマ育ちのひとには、「高校時代のぜいたく」「初任給で食いに行った」など思い出の絶品なのじゃん。

〇旧東海道

横浜駅周辺に神奈川宿のあとがたどれる、というので見に来てみました。

〇洲崎神社　・・・　神奈川宿鎮守です。源頼朝が安房の洲崎神社を勧請したという。

今も横浜駅近くで行われる浜降り神事があり、それは安房からの親神さまに会うという形態になっているという。

〇権現山城　・・・　戦国期、上田氏の居城であったが、上田氏が上杉から北条に乗り換えた際に上杉に攻められ、後詰で早雲が出撃したが敗れた地（権現山合戦）として名高い。

手前は京成神奈川駅。

JRや京成線で削られる前は、こちら側の本覚寺・青木城と山続きだったようです。

〇ヘボン博士療養所跡　・・・　岸田吟香が石鹸造りの勉強に来た？ヘボン診療所は幕府に差し止められたんですよね。

「観世音」「小机三十三番」の石碑にはさまれています。

〇神奈川大井戸　・・・　東海道中の名水の一つとして有名だったそうです。

ヘボン診療所もこの水を使っていたそうです。

〇イギリス総領事館跡　・・・　日蓮宗のお寺ですね。

江戸時代の絵をみると、この前に小川が流れていたらしい。

〇滝の橋　・・・　もちろんかけ直されてますが、この橋を問う海道が通っていました。橋の左手（東側）が神奈川宿、右側が青木宿、両方に本陣があったそうです。ふたつ合わせて神奈川宿だ。

場所は変わっていないとのこと。

〇本覚寺　・・・　アメリカ領事館跡。もともと栄西が開いた臨済宗のお寺ですが、室町時代に権現山合戦などで廃絶。曹洞宗が再興したそうです。

ハリスが自ら選んだというだけあって、神奈川港を見下ろせる高台にあります。他の国の総領事館は青木宿内です。

〇三宝寺　・・・　浄土真宗。幕末維新期の歌僧・弁玉和尚の住持した寺です。

〇望欣台碑　・・・　高島嘉右衛門邸の庭を記念した碑です。近くに弁玉さまの歌碑もあります。

文章は弁玉和尚が書いているとのこと。

本日はここまで。次（来年？）は神奈川宿を調べたいですね。