12月23日 じわじわとクリスマスが近づくが

安其清夢(その清夢に安んぜん)(「秋水軒尺牘」)

寒いし、早く寝ないといけません。

クリスマスまではまだ日があるから、二三日寝て待つでメー。寝てる間に桃太郎が悪いグーグルなどをやっつけてくれるかも。リーダーのおかげで楽できるでメー。

・・・・・・・・・・・・・・・

唐・薛逢「長安夜雨」の詩にいう、

滞雨通宵又徹明、百憂如草雨中生。

と。

近日心情正復爾爾。

そんなところに、

得手書、以弟東帰有阻、若為称快。

とんでもないことだ。

豈知裴航仙度、自有藍橋。

「何言ってんだ、このひと」と思うと思いますが、これは宋・李昉編「太平広記」の「裴航上仙」のお話のことです。

・・・唐のころ、貴公子・裴航はこの藍橋のところまで来て、咽喉が乾いたので、織屋ではたを織っていた老婆に、一杯の水を求めた。すると、老婆は娘の雲英を呼んで、一杯の液体を与えたが、これが玉漿という仙界の液体であった。
裴航は雲英の美しいのに驚き、老婆に対して「娘さんを嫁にくだされ」と頼むが、老婆は、「玉の杵と臼を結納品に持って来られるなら嫁にやろう」と言いやがったのだ!

裴航は努力してこれを得て、再び藍橋にやってきて老婆に会うと、

嫗曰、有此信士。吾豈惜一女哉。遂妻之。

この玉の杵と臼は老婆の持つ霊薬を搗いて丸薬にするのに必要だった。この丸薬を得て、

後夫婦倶為上仙。

のだ。

―――なぜ裴航だけうまくやれるのだ、不公平だ、怪しからん! おれだって、おれだって・・・

と思うかも知れませんが、この藍州の町にいれば、あなたも仙人になれるかも知れませんよ。だから、あなたのために喜んでいるのである。

それにまた、

足下泛舟、言旋、固不致望洋而歎。

所慮大呼小喚、応接不暇。転不若客窗一枕、得以安其清夢耳。

・・・・・・・・・・・・・・・・

清・許葭村「秋水軒尺牘」より「戯胡商嬴帰里」(胡商嬴の里に帰るに戯むる)。「尺牘」(せきとく)は「お手紙」です。「秋水軒尺牘」は名文の誉れ高い秋水軒主人・許葭村のお手紙のいいところだけを集めた文集。
今年は一般的な勤め人の方は土日からはじまって土日に終わる九連休になるのだそうですが、年末年始ののぞみ号は指定席しかないし、治安も悪化しているし、一人当たりGDPも二十二位まで来たし、どこかに行くのはめんどくさいよ、ということを言っている、とも考えられます。

ホームへ
日録目次へ

コメントを残す