12月15日 毎日が暇つぶしです僕の家

百齢正言(百齢正言す)(「郎潜紀聞」)

いいこと言うではありませんか。

海賊くんゲームのような健全な娯楽でひまつぶしをしていただきたいものである。

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清の名臣・文敏公百齢が山東の巡撫として赴任したときのこと、

有監司、太守均好樗蒲之戯。

「樗蒲」(ちょぼ)は「賭け事の一種」というのですが、古代には丁半博打みたいな単純なものだったようですが、だんだんいろんな方法で行われるようになった、とされます。ここではカードゲームや賭けマージャン(麻雀も当時はカード)みたいな高レベルのものをイメージしておきたいと思います。

公聞而責之。

問責を受けた監察官が言った、

此不過消遣耳。

「消遣」は「ひまつぶし」です。

すると、

公正色曰、君等非無事者、蓋即以公案簿書消遣乎。

と。

これを聞いた者、

語塞。

而山東官場博奕讌会之風、為之一変。

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清・陳康祺「郎潜紀聞」四筆巻一より。コロナ以降、宴会減って、心身ともに良好です。今年は復活の動きもあるらしいので、百齢さまにもがつんと言ってもらわねばなりません。でも、わたしはあと今年は一回だけだし、もともと友だちいないから、もうすぐ無に。空集合になります。

なお、文敏公・百齢は漢人八旗の出身(張百齢、字・子頤、菊渓と号す)、乾隆三十七年(1772)の進士、嘉慶年間に山東巡撫、両広総督、両江総督として文武に活躍、また四庫全書の編纂にも関わった。

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