12月8日(日)賢者は儲けているのだろう

中多虚空(中は多く虚空なり)(「廣陽雑記」)

一日サボって中抜きしてました。それにしても中身のないやつは多いです。我がことながら?心配になりますよ。

おれは中身が詰まっているぜ。

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中身の無いやつについて二三のこと。

凡木囲五六尺、長八九丈者、非数百年長養不成。即有成者、中多虚空。

ほんとでしょうか。

理論的には、

凡虚空起於内灌。

有天灌者自上灌注而下、有地灌者自下蒸湿而上、有人灌者中有朽眼、湿従而入。気蒸而上湿注而下、故大木即有十余株、可採用者不過三四而已。

・・・人材はもう少し率が高いでしょうか、低いでしょうか。

凡泛水諸禽、其脚中空外連。如鵞鴨之類是也。

水辺諸禽、其脚皮半連。如鶴鷺之類是也。若雞不近水、則中実不連矣。李含英云。

・・・他の人の説だそうです。

次は、わたしが自分で実見したものである。

梟首之尸、棄之水中、則直立而不仆。水灌入腔中、出没動盪、甚可畏。

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清・劉献廷「廣陽雑記」より。むかしのひとはこんな話好きですよね。なんでこんなことばかり考えてたんでしょうか。現代のひとは中身もあってSNSになんか騙されないし、「中抜き」で儲けているやつまでいるというのに。昔はスカスカのやつが多かったんでしょう。

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