12月6日 右肩上がりではなく右肩下がりなのか 

三十六禽(三十六禽)(「庸閒斎筆記」)

以前はネコ・タヌキ・ウナギ・すっぽんなどが入っていたのだ。

三十六もいるならこたつにでも入ってさぼっているでピョン。みんなよろしく!

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世以十二支配十二肖、由来久矣。

しかし、

殊不知古人一支有三禽、故称三十六禽。

三禽于一時之中、分朝昼暮、則取乎気之盛衰焉。

以下は文章になっているんですが、めんどくさいので箇条書きにします。

      朝     昼    晩 

子 ・・・ 燕     鼠    伏翼(こうもり)

丑 ・・・ 牛     蟹    鼈(すっぽん)

寅 ・・・ 狸     豹    虎

卯 ・・・ 猬(ハリネズミ)兎    貉(むじな)

辰 ・・・ 龍     蛟(みずち)魚

巳 ・・・ 鱔(うなぎ)蚯蚓(みみず)蛇

午 ・・・ 鹿     馬    獐(のろ)

未 ・・・ 羊     鷹    雁

申 ・・・ 猫     猨    猴

酉 ・・・ 雉     鶏    烏

戌 ・・・ 狗     狼    豺

亥 ・・・ 豕     玃    猪

此等皆上応天星、下属年命、三十六禽各作方位、為禽虫之長。領三百六十、而倍之至三千六百。並配五行、皆相貫領。

これはわたし(←肝冷庵ではありません)が考えたのではありません。隋の蕭吉の「五行大義」にも載っていることです。

不知何時乃専用十二禽也。

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清・陳其元「庸閒齋筆記」巻七より。十二を三十六に増やしたのではなく、三十六が十二に減らされた、ということのようです。人口も減るんだから十二支も減っておかしくないか。そのうち六つぐらいになるかも。どうせ六つしかないならでかいのがいいですね。

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