令和6年11月調査報告(難波田)

11月23日(土) ・・・ だんだん寒くなってきました。

〇埼玉県富士見市難波田城公園 ・・・ 一回来ているんですが、資料館の中が思い出せない――コロナで休んでるころに来たんだ、と思い出して、観覧しに来ました。

・難波田城址 ・・・ 中世難波田氏(承久の変で幕府側で討ち死にした金子氏が難波田を賜ったとのこと)の居城で、松山城攻防戦で「松山歌合戦」の功名のある難波田善銀などを輩出。後、落城して北条側の城になり、小田原合戦後に廃城、難波田氏の一族であった修験者に寺として下げ渡された。明治の修験道廃止で廃寺になるが、当時の当主は県会議員等として活躍、という。

小規模ながら三重の濠に囲まれた城館であったという。真ん中の本曲輪(現在の曲輪1)の左端と、馬出(曲輪2)、馬出からつながる曲輪の一部(曲輪3.4)が発掘・復元されています。

本丸跡。ただし図面の本丸のごく一部だけが遺っています。後ろの家のあたりは全部本丸のはず。

曲輪3から曲輪2(馬出曲輪)を望む。右側の木橋は発掘による復元。曲輪2の向こう側に本丸がある。

・民家園 ・・・ 大沢家など。富士見の職人が紹介されており、竹細工、ほうき製造(車に乗れるのはほうき職人だけだ)、石工、砲丸製造が紹介されてました。特に平成24年の企画展にもなったという世界一の砲丸職人・辻谷政久さんはすごい。彼の造る砲丸がよく飛ぶのでオリンピックの金銀銅の選手がみんな彼のを使うというので、委員会が砲丸の形態規制を変えてくるんですが、その規制の中でまた世界一の砲丸を開発し、アトランタオリンピックでも金銀銅独占とのこと。

これが大澤家です。もう一軒あります。門は鈴木家。空がきれいですね。

上の写真の右側の方の旧物置に職人列伝みたいな展示があります。これが砲丸職人のものだ。この人は、おやじが下請け工場で、下請けでは進歩がない、と考えて独立、鋳鉄加工からハードル作り、そして極めて困難で誰も引き受けなかった砲丸づくりに。こういうのを見ると、日本産業の二重構造が恥ずかしくなります。何故われらは、このおやじよりも、ふんぞりかえっているおえら方を尊敬し、おもねり、しっぽまで振っているのか。

・資料館 ・・・ 小規模ながらよくまとまった資料館です。古代は貝塚あたりに展示されているんだと思いますが、中世から入るので城址との関連性が明確になっていて、いいと思います。

確かにコロナのころに来て、閉館中だった。春だったと思うのですが、なんだかあの時も寒かった。

なんばった君だ。

〇戸田ネコ退治 ・・・ 今日は四匹をやっつける!日が短くなってまいりました。

先々週、入口ミケがいたところにいたマヌル猫のようなキジねこ。入口ミケと同じく警戒心が強く、近づくと背後の繁みに入るが、エサを置いて5メートル離れて横を向いていると出てきてメシを食います。見つめていると気づいて、目を合わせたままメシを食うのを止めます。目をそむけるとまた食い始めます。を繰り返し、かなりのメシを食った。前回の入り口ミケはどうしたか?知りません。アミダのところに一足先に行ったかも。

いつもの一番奥の「しりミケ」。今日はしりたたき中に何度かかみついてくるが、歯が無くなったようだ。夏頃は咬まれた記憶があるので、虫歯になったのでしょう。相変わらず「ぎゃー、ぎゃー」とうるさいが、聴いていると「らーめん、らーめん」と聞こえてくるから不思議です。

斑点ミケです。もうハウスに入っていたが、のそのそ出て来る。あまりメシは食わなかったが、しりたたき要請。しりミケはしりをこちらに向けて要請してくるが、こいつは、左側頭の横向き(右手で叩きやすいように)になります。相当あたまがいいんだと思われます。途中で散歩中のイヌが覗いたので、すごい勢いで逃げて行った。ご主人さまに謝られたが、お礼を言いたいのはこちらです。いつ果てるとも知れないしりたたきから解放されたのです。

駐車場近くのトイレ際ですれ違ったキジないしは錆ネコ。一匹目と見た目似ているが、こちらが袋を持っているのを見るとメシ食わせとネコ爆弾となった飛んできたので、性格は全く違うようである。相当食わせたがまだ足らないらしく、袋に頭を突っ込んだりしてくるので、ちゅーるを落ち葉の上に絞って、それを舐めている間に逃げてきました。鳴き声が個性的で「ぐるっきゃう、ぐるっきゃう」と鳴いてメシを求める。聴いていると「はんばーぐ、はんばーぐ」に聞こえてくるから不思議である。写真でみると意外と善良そうな顔をしてますが、貪欲。しっぽ短い。しりたたきは好きなようですが、メシの方がより要望が強い。

彩湖です。むかしより日本中がきれいに見える、と思ったが、それは経済活動が落ちぶれたからなんかも知れません。
今日いなかったネコはみんなまとめて、この彼方の、アミダのところに行っていることでしょう。アミダのところは、こん・ごん・るり・はり・しゃこ・しゃくしゅ・めのう、にごんじきし、という。わしも間もなく行けるのだろうか。別のとこに行かされるのだろうか。

プレミア12観なくていいの?という声が聞こえますが、プレミアのチケットの値段は年寄にはちょっときつい。現役のみなさんで支えてやってくだされや。実質賃金下落の中、もうノルマから解放されているので、無理に行く必要もないんです。

ホームへ
調査報告目録へ

コメントを残す