可嘆浮世人(嘆ずべし、浮世人)(「寒山集」)
今日まで会社に行かずにいましたが、明日からまた浮世行きか。

おれ食べるコ?さかなにしとけ。
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可嘆浮世人、悠悠何日了。
嘆ずべし、浮世の人、悠悠として何れの日にか了せん。
なんともたいへんだなあ、現世で生きる人たちは。いつまでもいつまでもこんな暮らしで、いつの日に終わることができるのだろうか。
朝朝無閑時、年年不覚老。
朝朝に閑時無く、年年老いを覚えず。
毎朝毎朝こころにゆとりなく、毎年毎年老いて行くのに気づかない。
それというのも、
総為求衣食、令心生煩悩。
すべて衣食を求むるがために、心をして煩悩を生ぜしむ。
何もかも、着るもの食うもののために、精神に欲望や苦悩を生じさせられているのだ。
擾擾百千年、去来三悪道。
擾擾たり百千年、三悪道を去来す。
大騒ぎしながら百年も千年も、地獄・畜生・餓鬼の悪しき世界を輪廻している。
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「寒山集」より。明日がイヤなときには「寒山集」でも読まないと。明日がイヤで当たり前だと気づかされます。たくさん食べて因果作ってきたからなあ。
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