10月27日 小さなことからまず始まるらしい

大亦宜然(大もまた然るべし)(「西京雑記」)

いろいろ前兆はあったのかも知れません。知らんけど。

おれたちクモは役に立ってるんだぜ。

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漢の初め、天下が治まったころ、将軍の樊噲(はん・かい。項羽の前で肉食って酒飲んだほか、漢の高祖に従って勇猛な働きをしたひとです)が、陸賈に、王朝が決まるには何らかの前兆があるのか、と訊いた。

陸賈は答えた、

有之。

夫目瞤得酒食、灯華得銭財、乾鵲噪而行人至、蜘蛛集而百事喜。

小既有徴、大亦宜然。

ほんまかいな。

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伝・晋・葛洪「西京雑記」巻三より。退屈になって目が何度もまばたきしたときに、主人が気を遣ってお酒や飯を出してくれたのでしょう。それが成功体験になっているのでは。あとのことは、そういうこともあった時もあったかも、というぐらいかも。

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