10月17日 彗星これぐらいでは大逆は無い

身住陋巷(身は陋巷に住む)(「河上肇詩注」)

彗星見たいですがまだ見てません。毎日見ようとして見逃しているんです。明日からは雨だという。いずれにしろ、明治末のハレー彗星のしっぽに入るぐらい彗星のでかい状況でも、でっちあげの大逆事件しか発生しなかったのですから、これぐらいの彗星では人心には何の影響もないと思います。安心してください。ベイスターズの「下剋上」はあるかも。

今日は満月でがおう。

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そうです。満月は見れました。

余、晩歳得楽閑居、雖身住陋巷、心常似游山川。

このへんまではこの人と同じような境遇です。

乃賦一絶、以叙心境。

以下のごとし。

長江随浪下、無事到心頭。

対月披襟臥、烟波載夢流。

作者はこの時は東京にいるので、「長江」は揚子江ではなく荒川か多摩川でしょう。

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本朝・閉戸閑人・河上肇「絶句」一海知義「河上肇詩注」より)。この詩は昭和15年の秋の作品だそうです。作者はこの年、満年齢で六十二歳。「晩歳」と言い条、意外と若いのでは。京大を離れ労農党も潰滅して、著書も発禁だし、ほんとに閑人になっております。

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