10月14日 体育ではなくスポーツの日

左旋白螺(左旋の白螺)(「楡巣雑識」)

珍しいらしいんです。見たことないけど。

写実主義とはいえ、この図では巻いてる方向がわかりません。いや、なんとなくわかるかも。自画ながら色の付け方上手いと自賛してしまいますね。

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巻貝というのは、(かたつむりも含めて)右に巻くものなのだそうです。右に巻くというのは、上(殻の突端)から見て、時計回りに巻いているということです。突端を上にしたとき、殻の出口(さざえのふた)が必ず右側にある、という説明もできるそうです。

が、そうでない巻貝がこの世にはあるのだ。

我が清帝国の皇室倉庫には、

蔵左旋白螺。為達頼喇嘛所進。

ホントにダライラマが献上してくれたのでしょうか。ともあれ、

足以避水患。

ホントかな。

嘉慶庚申、上給冊邦琉球正副使趙文楷、李鼎元携以渡海、往返平寧。

なんと、ホントだったのです。

一回だけなら偶然かも知れない、と思うかも知れませんが、

戊辰、齊鯤、費錫章簡正副使、継往冊封、恩准携帯。

この時も無事だったのです。

そんな素晴らしいものは皇帝のお手元に置いていろいろ使うべき、と思うのですが、

近聞留貯閩督署、凡督撫渡台、並可帯往。

我が清朝皇帝が如何に部下を大切にされるか、恵みの深さがわかるというものだ。

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清・趙慎畛「楡巣雑識」巻下より。何年も前に見つけた記事ですが、今日まで黙っていました。当時はまだ一旗揚げようと思っていたので、誰にも教えないでおいて左巻きの巻貝を発見できれば、グローバルなビジネスにおいて利活用してメジャーなマーチャンタリゼーション・パーソンになれるかも、と思ったのです。しかしすぐに忘れてしまい、今日久しぶりで同書を眺めていたら再発見しました。もはやグローバルに一旗揚げる気もないので、みなさんに情報提供します。

なお、日本の北陸地方に棲息する「のとまいまい」というカタツムリは、左巻きだそうです。白いの見つけたら水患を避けることができて、グローバルで活躍できるかも。そんなことよりは、孫の相手の方が大事だと思いますけど。

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