人間不知処(人間(じんかん)処を知らず)(「唐人絶句精華」)
みなさんお世話になりました。

山中はこんな感じだ。
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来従千山萬山裡、帰向千山萬山去。
来たるは千山萬山の裡(うち)よりし、帰るは千山萬山に向かいて去る。
千山萬山の向こうから来ましたのじゃ。
千山萬山に向かって帰っていきますよ。
山中白雲千萬重、却望人間不知処。
山中の白雲千萬重、却って人間(じんかん)を望むも処を知らず。
帰った先の山の中では、白い雲が千も萬ももくもく湧いていて、
人間世界の方を振り返って見ても、どこがどこやらわかりません。
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唐・陸暢「送李山人帰山」(李山人の山に帰るを送る)(「唐人絶句精華」所収)。陸暢、字・達夫は浙江・呉郡のひと、元和年間に進士となり、鳳翔小尹、というのですから、地方の次長クラスを務めたようです。彼が見送ったこの李山人という伝不詳のやつが、わしだったわけ。その後、昭和年間にまた人間世界に来ましたが、そろそろ帰ることなったのです。
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