9月7日 若いひとにはこれを目指してもらいたい

流伝之誤(流伝の誤りなり)(「墨余録」)

岡本全勝さんによると、こんな事業もあるみたいですが、祀られるのが一番。

川流れ中でカッパ。助けてくれたら祀るでカッパ。

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現代(清末)から見るともう三百年も前になりますが、明の嘉靖年間(1522~66)のころ、我が上海に、

有馬勝者。口操北音、而未詳其籍、身短微髭、業操舟、結廬浦江東。人咸呼為馬矮子。

なぜ尊敬されていたかというに、

素習水性、洪濤巨浪中、能伏経時。

そして、その特技を生かして、

毎遇大風海溢、必棹小舟巡視浦濱、救援覆溺、而不索酬、人咸徳之。

本人は、荒れた海を漕ぎまわれる特技を持っているのは、それを使って人助けをしろ、と海の神さまが命じておられるのだろう、とのことで、謝礼を受けるようなことではない、というのである。

死後、里人即其居処、掘地営葬、呼為矮子墳。

毎年、お祀りをして、その徳を偲び、海の平穏を祈ったのである。

ところが、それから300年、

今之以矮為倭者、云係倭寇積骸処、乃世俗流伝之誤也。

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清・毛祥麟「墨余録」巻十五より。いい人のお墓だったのに、倭寇にされてしまうとは。だいたい嘉靖の後期倭寇だから日本あんまり関係無いです。

どうせなら、死後、村人に祀ってもらえるような人間をみなさんには目指してほしいのじゃ。

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