慎勿応(慎んで応ずるなかれ)(「池北偶談」)
電波がおかしくなっているのでしょうか、昨日からHPに投稿できません。今日はできるかなー。⇒やっぱりだめでした。くっくっく。このまま地下活動で復讐を続けるぜ。

ヘビの類ではない、と言っているではないかにょろ。
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清の時代のこと、〇州の西部地域(←原文が意図的に隠しています)には、「叫蛇」というドウブツがいた。
「「蛇」というんだからヘビの一種だろう」
と思うと思いますが、実はその姿を見たものはいないのです。音だけかも知れない。しかし「脳」はあるらしい。とりあえず「絶叫ヘビ」と訳しておきましょう。
その地域に旅して行きますと、
逆旅主人毎以匧貯蜈蚣、客至輒授之、令置枕旁。
逆旅主人、つねに匧を以て蜈蚣を貯え、客至ればすなわちこれを授けて、枕旁に置かせしむ。
宿屋の主人は、いつも箱の中にムカデを飼っていた。お客が来るたびにこの箱をわたし、枕元に置いておくようにと指示していた。
「何故ですか?」
宿屋の主人は言った、
夜半舎外有呼姓名者、慎勿応。但開匧縦蜈蚣。
夜半舎外より姓名を呼ぶ者有りても、慎んで応ずる勿れ。ただ匧を開きて蜈蚣をほしいままにせよ。
「真夜中に、建物の外からあなたの姓名を呼ぶものがあるかも知れない。その時、応えないようぐっとガマンしてください。ただ、ハコを開いてください。そうするとムカデが出てきます。怖がらずに、ムカデのしたいようにさせておいてくだされ」
蜈蚣即径去食蛇脳、已仍還匧中。
蜈蚣即ち、径去して蛇脳を食らい、已むに仍りて匧中に還る。
「ムカデは(箱から出されると)まっすぐに声の主のところに行き、その脳みそを食べてしまうのです。食べ終わったらまた箱の中に戻ってきます」
「そんなことしないといけないんですか。めんどくさいなあ」
叫蛇能呼人姓名。応之即死。性畏蜈蚣。
叫蛇は能く人の姓名を呼ぶ。これに応ずれば即ち死ぬ。性、蜈蚣を恐るなり。
「絶叫ヘビは、人の姓名を呼ぶことができるのです。(←これだけで発声器官をもたないヘビの類ではない、と推測できます)そして、これに応えてしまうと、突然死します。ところがこのヘビは、ムカデが大の苦手なのです」
ということである。
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清・王子禎「池北偶談」より。勉強になりました。お盆の休みになる職場も多いと思います。旅行に行ったら気をつけてください。宿の主人が箱を貸してくれたらいいのですが・・・。
いきなり地震が増えてきました。明後日11日に南海トラフ、その三日後に駿河湾トラフが地震を起こす、というまことしやかなウワサが流れております。NHKも騒いでいるし、水とコメが買い占められているという。何か来るんでしょう・・・か。どうせ地震もくるし、地下活動に入ったこともあり、言いたいこと言っておこう、と思ったけど公開できるようになったのでやめておきます。
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