養生之道(生を養うの道)(「楡巣雑識」)
投稿できなくなってしまっているので、大切な情報を記載しても他の人に見られる可能性がありません。うっしっし。そこで、今日は重要な情報を書いておこう、と。投稿できちゃったりするとまずいかな。

おかゆとまんじゅうは食べてもいいんじゃ!
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清の時代のことですが、
古人云、身要常労、身愈労愈強健。又有云、食取補気、不饑即已。飽生衆疾。
古人云う、「身は常に労するを要す、身いよいよ労すればいよいよ強健なり」と。また云う有り、「食は補気を取り、饑えざれば即ち已む。飽は衆疾を生ず」と。
清代以前の人の言葉であるが、「いつも体は疲れさせるように。体が疲れれば疲れるほど、強く健康になる」。また、「食べるのは空腹を補うだけでよい。空腹が収まったら食べるのを止めること。満腹感はあらゆる病いのもとである」ともいう。
本当であろうか。実例を見てみよう。
第一例)大宗伯(満州貴族の指導責任者)である徳明さまは、
毎日臨臥時、繞宅行千歩乃就寝。家政清粛、而養身愈健。
毎日臨臥の時、宅を繞りて千歩を行きてすなわち就寝す。家政清粛にして身を養うもいよいよ健なり。
毎日、横になる前に、屋敷の周りを千歩歩いてから寝る。同家は経営も清廉で静粛であり、身体の方もいつまでも健康である。
第二例)皇族出身の御史(監察官)である達徳さまは、
日惟晨餐一飽、後粒米不食。勤歩履、日行十里或数十里、通衢委巷無不遍歴。一生無病而精神愈壮。
日に晨餐一飽するのみにて、後は粒米食らわず。歩履に勤め、日に十里或いは数十里を行き、通衢委巷に遍歴せざる無し。一生無病にして精神いよいよ壮なり。
一日に朝ごはんだけは腹いっぱい食べ、それ以降はごはんを食べない。自分で歩くことに熱心で、一日に6キロから18キロ歩き、生活道路や細かい路地はどこも一度は歩いたという。そのせいで、生まれてから一度も病気にかかったことはないし、精神状態はどんどん健康になってきている。
一里≒600メートル弱、で計算しました。6キロで1万歩ぐらいですから、1~3万歩ぐらい歩いている、ということでしょう。
第三例)御史(監察官)程澄江は、
日食靡粥数瓯、饅頭数件、不食乾飯者数十年。年七十、気体尚止如五十人。
日に靡粥数瓯、饅頭数件を食らい、乾飯を食らわざること数十年なり。年七十にして、気・体なお五十の人の如きに止(とど)まる。
一日に、どろどろのおかゆを丼数杯、および饅頭数個を食い、ふつうのごはんはもう何十年も食べてないそうだが、七十歳だというのに、元気さも身体もまだまだ五十歳ぐらいの人のままである。
これらの実例からも分かるように、
信乎養身之不在安飽也。
信(まこと)なるかな、身を養うの安飽に在らざることは。
本当なのだなあ、身体を健康長寿にするには、ごろごろと安楽にしたり腹いっぱい食ったりしていてはダメだ、ということは。
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清・趙慎畛「楡巣雑識」下巻より。朝に腹いっぱい食ってあとはおかゆを食べまくっていればいいのかな。饅頭も良さそうですね。カロリーはアイスで摂る方法もあるのでは。
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