俗不可医(俗は医すべからず)(「土風録」)
笑いごとではないのですが、お医者さまでも治せないことは多くある。

治すぐらいだったら魔女のナベに放り込んでぐつぐつ煮て、形も残らないようにしてしまえばいいのだ。ひっひっひっひ。
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むかし、北宋の黄庭堅は子どもや書生たちにこう言ったそうだ。
士大夫処世可以百為、唯不可俗。俗便不可医。
士大夫の世に処するには百為を以てすべきも、ただ俗なるべからず。俗はすなわち医すべからざるなり。
我々読書人が現世で生きていくためには、どんなことをしてもかまわない。だが、俗っぽくなることだけはダメだ。俗っぽいのは、もう治すことができんのだ。
「俗」はおそろしいですね。
黄庭堅の師・蘇東坡はこう言っていた。
人痩尚可肥、人俗不可医。
人の痩せたるはなお肥すべきも、人の俗なるは医すべからず。
痩せたやつを太らせることは何とかできるかも知れないが、俗っぽいやつは治すことができぬ。
黄庭堅はこの教えを伝えたわけである。
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清・顧張思「土風録」巻十二に二人分まとめてあったので併せて引用しました。蘇東坡は何を言っているのか、という気がしますね。痩せたやつは肥るかも知れませんが、肥ったやつの体重を落とすのはたいへん難しいのだ。
明日の仕事の勉強をしないといけないのに、また観タマしてしまう。もう明日付け焼刃だ。そうやってずっと生きてきたんだからこうやって凌ぐしかないのだ。宿痾というやつですね( ;∀;)。特に夜の試合はまさに観タマアリ地獄、4時間30分になってしまった。ボールが飛び始めたんです、おそらく。
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