多睡善飯(多く睡り善く飯す)(「東坡志林」)
おかしいですよね。

太りゆく者のエレジー(悲歌)を歌うでぶー。
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宋の時代のことですが、李邦直が言うに、
周瑜二十四経略中原。
周瑜二十四にして中原を経略す。
「三国・呉の将軍であった周瑜は、二十四歳の時に中原の曹操と天下を争う経略を主宰したのだ」
しかも数え年です。
今吾四十、但多睡善飯。賢愚相遠。
今、吾四十、ただ多く睡り善く飯するのみ、賢愚相遠し。
「今、わたしは四十歳なのに、ただよく眠りよく食うだけだ。賢者と愚者と、これほどに隔たってしまうとは」
食って寝るだけとは情けない。
しかしながら、わしが見るところ、
吾子似快活、未知孰賢与否。
吾が子は快活に似たり、いまだ孰れが賢なるか否なるかを知らず。
おまえさんは元気なようじゃ。まだまだ(周瑜と)どちらが賢こいかどちらがそうでないか、わからんぞ。
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宋・蘇東坡「東坡志林」巻四より。この人はまだ四十歳です。そのあと二十年以上は「多睡善飯」を続けて、年をとってから肥満し、少し歩くだけで息切れしてきます。
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