必成正果(必ず正果を成さん)(「右台仙館筆記」)
タンパク質だから喜ぶのかな。今度実験してみるか。ひっひっひ。

おまえにゃんか病院送りにゃぜ。
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清の終りころのことですが、臨平の某氏の寡婦は、
独居庵中、長齋奉仏有年矣。
独り庵中に居りて、長齋して奉仏すること年有り。
庵の中に一人で暮らしていて、もう何年も、物忌みしてホトケに仕えていた。
この寡婦が、
畜一猫、亦不食葷血。毎食飼以白飯一盂、上置豆腐一方。
一猫を畜うに、また葷血を食らわず。毎食白飯一盂に、上に豆腐一方を置きて、以て飼う。
ネコを一匹飼っていた。このネコもまた、においのきついニンニクなどと血なまぐさい鳥獣や魚鼈の類は食べようとしなかった。いつも食べるのは、白いメシが一皿に、その上に豆腐一切れを置いたものである。
寡婦はいつも、
猫、爾其省穡而食之。
猫、なんじそれ穡(しょく)を省きてこれを食え。
「にゃんこよ、おまえは穀物をあまり食べないようにしなさい」
と言っていた。
それを聞くと、
猫噭然若有知者、先食白飯、飯尽、乃食豆腐。日日如此。
猫、噭然(きょうぜん)として知る有る者の如く、先ず白飯を食い、飯尽くればすなわち豆腐を食す。日日かくのごとし。
ネコは鳴いて、寡婦の言うことが理解できているらしく、まず白いメシを食い、食いつくすと、(穀物では無く)豆腐を食べるのであった。毎日毎日、こうであった。
生物多様化に適応したネコのようです。
わたしの姉が同地の周氏のところにヨメに行っているが、その娘(姪っ子)が
実親見之。
これを実に親見す。
このことを本当に自分で見た、というのだ。
わしの長女がこの話しを聞いて、にやにや笑って曰く、
此婦所修未知如何、此猫必成正果矣。
この婦の修むるところはいまだ如何なるかを知らざれども、この猫必ず正果を成さん、と。
「そのおばちゃんの修行は(楽ちんだし)結果が出るかどうかわからないけど、そのネコの方は必ず悟りを開けそうね」
と。
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清・兪樾「右台仙館筆記」巻七より。豆腐とご飯で悟りが開けるのか。「毎食」とありますから、朝も昼も晩も豆腐ご飯だと確かに何かつかめるかも。
心機一転、試してみますかね。

豆腐に頭ぶつけて一転、してみニャ!
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