6月29日 今日も平常どおり炭水化物食って太る

平常之道(平常の道)(「圃隠集」)

ちょっとまともな本も読んでみます。

しうまい弁当以外のまともなものを食いたいものである。

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高麗の大儒・鄭夢周が言うに、

儒者之道、皆日用平常之事。飲食男女所同也、至理存焉。

超古代の堯帝、舜帝のころからこの考えは続いているわけですが、

堯舜之道、亦不外此。静動語黙之得其正、即是堯舜之道。初非甚高難行。

ところがじゃ、

彼仏氏之教則不然、辞親戚、絶男女、独坐巌穴、草衣木食、観空寂滅為宗、豈平常之道。

ここで、詩を吟じます。

松風江月接冲虚、正是小僧入定初。

というのだが、

可笑紛紛学道者、色声之外覚真如。

わははは。

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高麗・鄭夢周「圃隠集」より。柳承国著・傅済功訳「韓国儒学史」(台湾商務書院民国78)から引用しています。民国78は平成元年です。当時のメモによると、わたしはこの本を平成6年に読み終えているようです。30年前ですが、どういうキモチでこんな本読んでたんですかね。おそらく、出世してでかい墓に入れるかも、給料増えて美味いもの食えるかも、かわいこちゃんとうはうはあ、などと、日用飲食男女のことを夢見ながら読んでいたのでしょう。しかし、その後の経験は、真理は隠棲と出世間にこそあったことを示しているようでもある。

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