6月18日 地上最強を目指すのだ

往来如飛(往来すること飛ぶが如し)(「觚賸」)

鍛えればここまでできる・・・かも知れません。

おれはヒグマでなくてツキノワグマだから大丈夫・・・という言い訳も通じなくなってきたらしいでクマー。

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清のころの記録なんですが、雲南には「倮儸(らら)族」がいます。

これは、ロロ族のことですよね、と思って調べたら「ロロ」は蔑称なので「イ族」というんだそうで、「イ」は「彝」、これは「夷」と呼ばれていたのを文化や恒常を意味する「彝」に替えてやった、というのですが、全体がギャグではないのか・・・な。「倮儸」と人べんつけてあるだけありがたいと思え、ということでしょう。

さて、清代の倮儸には、「黒」と「白」と二種がいたのだそうですが、

皆多寿。一百八九十歳乃死。

至二百歳者子孫不敢同居、舁之深谷大箐中、留四五年糧。

「姥捨て」をするんです。

ところが、

此倮儸不省人事、但知炊臥而已。

ここは注目ですね。わたしも炊事と寝ることぐらいしか知りません。ロロ族では200歳にならないと届かない境地にたどりついている、ということでしょうか。

遍体生緑毛如苔、尻突成尾、久之長於身、朱髪金睛、鉤牙銛爪。其攀陟巌壁、往来如飛。

どんどん強くなって、

攫虎豹麞鹿為食、象亦畏之。土人呼曰緑瓢。

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清・鈕琇「觚賸」正編巻八より。秋田がクマの出没で大変なことになっているみたいですが、クマにも勝てるのかな。

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