颯颯鬢垂素(颯颯(さつさつ)として鬢、素を垂る)(「寒山集」)
やってられませんよね。しかも明日もシゴトしにこい、とは。

鏡は見ない方がいいと思いますよ。
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我聞天台山、山中有琪樹。
我は聞く、天台山、山中に琪樹有りと。
わたしが聞いているところでは、天台山の
山中には、玉でできた木がある、と。
それは永遠の世界につながる樹である、という。
永言欲攀之、莫暁石橋路。
永くこれを攀じんと欲すと言うも、石橋の路に暁(さと)る莫し。
ずっと、その木に攀じ登ろうと思う、と言ってきたのだが、
そこにたどりつくために越えなければならない石橋の、そこへの道がわからないのだ。
天台山には石橋があって幅は一尺、足もとには無間の深さの谷があり、己の身への執着を無くした者でしか渡り切れない、と言われています。その橋がどこにあるかわからないのです。ネットで調べてもわからんのか。
縁此生悲嘆、幸居将已暮。
これに縁りて悲嘆を生じ、幸居してまさにすでに暮れんとせり。
そのせいで、悲しく嘆くばかりとなり、
すさんだ生活を続けて、もう(人生も)終わりが近づいてきた。
今日観鏡中、颯颯鬢垂素。
今日、鏡中を観るに、颯颯(さつさつ)として鬢、素を垂る。
今日、鏡の中(の自分の顔)を覗き込んだら、
風に吹かれて衰えたのか、左右のもみあげは、白い糸を垂らしたようになっていた。
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「寒山集」より。まことにこんなふうになってまいりましたので焦っております。今日、メールで「もう行きません」と会社に送るはずだったのに、忘れて出勤してしまいました。明日は午後シゴトあるんで、その前に、メールを送るぞ。
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