6月14日 好き嫌いせずなんでも食べよう

群豎聚観(群豎聚まり観る)(「觚賸」)

イマジン。想像してみよう。

貧富の差がなくなることは無いのであろうか。

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清の時代、広州の市場に一人の物乞い(「丐」(がい))がおったんじゃ。

年二十余、貌極尫羸、而腹大如瓠、毎晨出、則行且呼。

その呼び声に曰く、

収買瓦石磁器。

と。

群豎聞声即走随其後。

好事者与以銀銭少許、拾塊石片瓦命之食、即納口咀嚼、無異藕蔗。東莞紅米石、其所最甘也。

「瓦・石、磁器を買い取るよー」というのは掛け声だけで、実際は買い取るのではなくてお金をもらって食うのです。

唯与以磁器、必索重賞而後食、瞠目伸頸、微有喉咽難下之状。

このコジキは、

暮棲三界神廟、天暑必浴於廟前之江、如瓠之腹、浮水不溺、群豎噪而聚観焉。

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清・鈕琇「觚賸」正編巻七より。石や土がむしゃむしゃ食えれば戦争なんか起こりません。争いの無い理想的世界になる・・・、いやそうなっても、より大きい石、より柔らかな土を求めて、人間は終わる事無き争いを繰り広げるのかも知れません。

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