6月12日 お国のためには時々言わねばならぬ

水壅而潰(水壅(ふさ)がれば潰す)(「史記」)

今日は昼間も居眠りし、今もPCの前で居眠りしてました。ムリに起きてるのもムリです。

水や言いたいことがたまるとキケンだ。

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紀元前九世紀、途方もない昔のことでございますが、周の国の王さまが暴虐でやりたい放題(「暴虐侈傲」)だったので、ひとびとはこれを批判(「謗」)した。

王怒、得衛巫、使監謗者。以告則殺之。

衛の国のシャーマンは、誰が何を言っているか、居ながらにして知る能力を持っていたのだそうです。テレパシーの一種なのでしょう。

こうして、

其謗鮮矣。国人莫敢言、道路以目。

王喜曰、吾能弭謗矣。乃不敢言。

よかったです。

すると、国老の召公が申し上げた。

防民之口、甚於防水。水壅而潰、傷人必多。民亦如之。

是故為水者決之使導、為民者宣之使言。

このため、水害対策をする者は水の流れる道を作って流れさせ、人民を治める者は人民に公けの場で話させて発言をさせるのです。

天子聴政、使公卿至於列士献詩、瞽献典、史献書、百工諫、庶人伝語、而後王斟酌焉。

民之有口也、猶土之有山川也。夫民慮之於心、而宣之於口、成而行之。若壅其口、其与能幾何。

「はあ? なに言ってんの」

王不聴、於是国莫敢出言三年、乃相与畔。

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「史記」周本紀第四より。召公の言葉はもっと長いのですが、少し省略しています。居眠りしてもまだ眠いので早く寝たい。なので手抜きだ。だがそれでもまたこんな時間に。わしは何をしているのであろうか。

結局、この王さまは反乱を起こされ、襲撃され、追放され、コロされてしまい、後世から「厲王」と呼ばれることになっていまいました。民の口を塞いではいけませんね。でも、現在では国政について民の口を塞ぐことなどあり得ませんから、心配する必要はありません。安心だ。〇理は耳を塞いでいるだけでしょうし。
岡本全勝さんもあんまりほんとのこと言ってると衛のシャーマンに見つかってしまうかも。民は黙らせておいても三年間は大丈夫みたいですから、まだ安心です。

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