あげまきや(総角や)(「催馬楽」)
年寄りが弱っているというのに、若い者は実に怪しからん。

わしの若いころはまだ蒸気機関車が走っとったんじゃ。クマやタヌキの汽車もあったんじゃ。
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あげまきや トウトウ
ひろばかりや トウトウ
さかりてねたれども まろびあひけり トウトウ
かよりありけり トウトウ
ひらがなばかりだと読みやすくていいですね。
総角(少年少女の髪型。ちょんが)の少年少女が どんどこ
一尋(ひとひろ。両手を広げた幅。1.8メートルぐらいですよ)ぐらいは どんどこ
離れて寝たのだが、転げ合って どんどこ
寄りあっていたとさ どんどこどんどん
トウトウは鼓の擬音という。
この歌かなり問題ありますよね。少年少女は不同意なのに楽しくやっているように見えて、人格を否定しているといえよう。古代人とはいえ、許されないであろう。
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「催馬楽」呂歌より。今日は不調で漢字読むと頭痛くなりますが、こんなのだとにやにやして読めます。心身の危機的状態において、やまと民族であることが発露されるのであろうか。どんどん。
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