5月24日 いったい何を笑っているのだろう

自取軽辱(自ら軽辱を取る)(「袁氏世範」)

これは案外勉強になるよ。四つとも持っていると実は尊敬されるかも。

何を笑っているのだろうか。えらそうな心でおれのいつわりの心を妬んで疑っているのかも知れない・・・。

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処己接物、而常懐慢心、偽心、妬心、疑心者、皆自取軽辱于人、盛徳君子所不為也。

慢心之人、自不如人、而好軽薄人、見敵己以下之人、及有求于我者、而前既不加礼、背後又竊譏笑。若能回省其身、則愧汗浹背矣。

かえりみることができないから「慢心」なんですけどね。

偽心之人、言語委曲、若甚相厚、而中心乃大不然。一時之間、人所信慕、用之再三、則踪跡露見、為人所唾去矣。

そうでしょう。

妬心之人、常欲我之高出于人、故聞有称道人之美者、則忿然不平、以為不然。聞人有不如人者、則欣然笑快。此何加損于人。只厚怨耳。

疑心之人、人之出言、未嘗有心、而反覆思繹、曰此譏我何事、此笑我何事、則与人締怨、常萌于此。

賢者聞人譏笑、若不聞焉。此豈不省事。

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宋・袁采「袁氏世範」巻二より。週末だから耳の痛くなる話を大サービスです。ああ、だが、袁氏よ、耳の痛い話は自覚してない人に教えても、何の役にも立たないようだ。

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