8月22日 後輩に抜かれるとはしっかりしろ

勤惰為之(勤惰これを為す)(「禅関策進」)

みなさんもどこかで言われてますよ。

やる気ないやつはしょうがないニャー。

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仏語阿難、弥勒発意、先我之前四十二劫。

「一劫」は長い長い時間の単位で、諸説ありますが、例えば、大きな岩があったとして、そこへ百年に一回天人がやってきて薄絹の袖で岩を撫でる。それによってこの岩が磨滅して無くなってしまうまでの時間が「一劫」である、と説かれます。

我於其後、乃発道意、以大精進、超越九劫、得於無上正真之道。

ミロクさまはおシャカさまの亡くなった後、56億7千万年後に悟りを開いて人々を教え導くとされておありますので、42+9=51劫+567千万年で悟りに至ることになり、オシャカは9劫で悟りに至ったのだ。

・・・と「弥勒菩薩所問本願経」というお経に書いてあります。

なるほどなあ。

評曰。

釈迦以後進、而頓踰四十二劫之先輩。勤惰為之也。

貪著於名利、多遊族姓家。弥勒之所以先学而後成者坐此。

そうだったんですね。

則釈迦之棄名利、入山林、不親近国王大臣可知矣。識之哉。

国王や大臣に親しく交わるとマズいことになるようです。

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明・雲棲袾宏編「禅関策進」より。ミロクがそんな名声や利益、カネにうるさい人だったとは、ちょっとびっくりしました。しかしおシャカさまが言ってることだからなあ。信憑性高いなあ。

ミロクもサボってたんだから、後輩に負けてもしようがないですよ。今日もゆっくりやりましょう。

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