7月31日 月替りです。明日は涼しいのでは

以水試之(水を以てこれを試みよ)(「酉陽雑俎」)

毎日暑いですね。沖縄では台風みたいですが、関東はにわか雨もありません。

夏場は無責任体質で居眠りでメー

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唐の時代のことです。

白某という武官がいて、いつも長安の曲江でウマを洗っていた。

ある日、

馬忽跳出驚走。前足有物、色白如衣帯、縈繞数匝。

「なんとかしてやれ」「へえ」

遽令解之、血流数升。

白将軍は不思議に思い、

遂封紙帖中、蔵衣箱内。

その後、長安城内の水辺のあずまやで送別会があったとき、白は家からその箱を持って来て、珍しいものだと言って、

出示諸客。

ある客が言った、

蓋以水試之。

何が起こるかわからないが、とりあえず何か言ってみよう、というほんと無責任体質ですね。しかし無責任なコトバは賛同されやすいものでもあります。

そうだそうだということになって、白らはムチを使って穴を掘り、その中にその白いモノを置いた。

沃盥其上。

少頃、蠕蠕如長、竅中泉湧、倐忽自盤若一席、有黒気如香烟、径出檐外。

「あわわわ」「な、なんだ」「こ、これもしかして」

こうなってから、

衆懼曰、必龍也。

「うわーーーーーー!」

急帰、未数里、風雨忽至、大震数声。

ふりかえると、先ほどまでいた川べりのあずまやは、もう跡形も無くなっていた。

・・・という。

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唐・段成式「酉陽雑俎」巻十五より。こんなふうに、どかんと来て、何もかもぶっ壊してもらいたい!・・・もんですよね。無責任体質的には。守るべきものがあるなら、知らんけど。七月も終わるので、そろそろどかんと一発、ツキも変えてくれることでしょう。お願い。

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