7月20日 頭痛いが明日には治るであろう

瓦枕石榻(瓦の枕、石の榻)(「酔古堂剣掃」)

音楽関係の方と中華食ってアルコール飲んで地下鉄で寝こんで、なんとか帰ってきたら頭が痛いです。

誰かに毒を盛られたのかも。

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瓦枕石榻。

瓦の枕、石の榻。

「榻」(とう。しじ)はチャイナの家具の一つ、長椅子兼ベッドです。

瓦を枕にし、石製のベッドに寝る。

頭痛そうですね。

しかしながら、そんなものでも、

得趣処、下界有仙。

趣を得るところ、下界も仙有り。

雰囲気にぴたりとはまれば、そこには、天上ならぬ下界にも仙人の世界が有ることになる。

木食草衣。

木の食(し)、草の衣。

木を食べ物にし、草を服にする。

これは腹が減りそうだ。

しかしながら、そんな生活でも、

随縁時、西方無仏。

縁に随う時、西方に仏無し。

前世からの御縁だと随順すれば、それからは、十方世界は仏だらけ。

本来ホトケは西方にいるはずなのですが、「西方に仏無し」だともう何処にもいない・・・のではありませんでして、「西方に限らずあらゆる方面にいる」という意味になるようです。

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明・陸紹珩「酔古堂剣掃」巻五より。頭痛いのに今日も体重増。中華美味かった。木や草でも食ってガマンしろ、と自分に言いたくなってまいります。

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