4月4日 注意してたのにまた食いすぎた

把滑相警(把滑と相警しむ)(「不下帯編」)

中華を大量に食ってしまいました。また今週も体重増。どう気をつけてもどうしようもないのだ。

マジメにやっていても貴族の方々は厳しい。マジメにやらなければなおさらだ。

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清代のことですが、

長安一雨、則泥淖盈衢。輿人畀平肩輿者、恒慮吃躓、数唱声曰、把滑。

この「長安」は唐の都のことではなく、北京の目貫き通りの一つ「長安街」のことです。「畀」(ひ)は「両手をあげて物を捧げ持つ」の意。

「把滑」は、「滑るのを把握せよ」というのですから、「滑るな」ぐらいの意味でしょう。

蓋諺云、前人喫躓、後人把滑。乃彼此相警之詞也。

さて、

一日埴在肩輿中、聞之。

その途端、

猛省、因写其声作把滑歌。

聞いてください。

呼把滑、長安道。小心多、失足少。呼把滑、輿人走。纔向前、即顧後。呼把滑、自相警。輿中人、亦喚醒。

けだし、人生の道もぬかるみだらけなのだ。

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清・金埴「不下帯編」巻四より。ラップぽくっていい歌ではありませんか。みなさん、雨降りにはもちろん、晴れた日でも気をつけましょう。

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