4月3日 体調悪くないがあまりに眠く体調悪いかも

五快活(五の快活)(1~3)(「袁中郎尺牘」)

人生にはいいこともあるんだそうです。

あまり快楽を極めていると、しょっぴかれるかも。

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真楽有五、不可不知。

と言いましたところ、普段はわたしの話になど耳を貸さないみなさんだが、「ほんとうの楽しみ」についてお知りになりたいのでしょう、
「へへへ」「ぐふふ」「ひひひ」「うほほ」
と寄ってまいりました。

目極世間之色、耳極世間之声、身極世間之鮮、口極世間之譚、一快活也。

堂前列鼎、堂後度曲、賓客満席、男女交寫、燭気薫天、珠翠委地。

という豪勢な宴会を開く。ああ楽しいなあ。ひっひっひ。〇ジテレビみたいです。みなさん、目を輝かせていることでしょう。もしかして、みなさんこれ以上の快楽は知らないかも。けれども、それだけではまだ真の快楽ではありません。

金銭不足、継以田土。二快活也。

次に、

篋中蔵万巻書、書皆珍異。

知り合いに、なかなか読まない本を好奇心に任せて買ってきて困っている人もいますが、一万冊しまいこめるなら何とかなりそうだ。しかし、それだけではまだ真の快楽ではないんです。

宅畔置一館、館中約真正同心友十余人、人中立一見識極高、如司馬遷、羅貫中、関漢卿者為主、分曹部署、各成一書、遠文唐宋酸儒之陋、近完一代未竟之篇。三快活也。

新しい文化を創造する楽しみだ!

・・・とここまで来たところでもう深夜も深夜、まただんだん目がしょぼしょぼしてきました。インフルエンザにも罹患(自己診断)しているし、あとは明日にいたしましょう。

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明・袁宏道「袁中郎尺牘」巻五「与龔惟長先生書」(龔惟長先生に与うる書)より。龔惟長先生に送った手紙の中で意見を開陳しているんです。「五快活」は一番から四番までは晩明の快楽的な市民文化の風潮を表していて「なるほど、これは快楽だぜ」と思わせるのですが、五番目が特に有名なんです。気持ちいいですよ。ああ早くみなさんに教えてあげたいなあ。うっしっし。

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