読書守田(書を読み田を守る)(「郎潜紀聞」)
短いながらもためになるお話だ。

ためになる本を読むとえらくなれるかもニャ。
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読書者不賤。守田者不饑。積徳者不傾。択交者不敗。
書を読む者は賤しからず。田を守る者は饑えず。徳を積む者は傾かず。交わりを択ぶ者は敗れず。
書物をよく読んでいるひとは、軽蔑されることがない。
自分で田を耕しているひとは、飢餓におちいることがない。
人徳を積み上げてきたひとは、何かあっても傾くことがない。
つきあうやつをちゃんと選んできたひとは、崩壊することがない。
いいことばですね。勉強になりますね。
実はこれは安徽・桐城の張英公の「聡訓斎語」という本に書いてあることです。
この本、
多格言名論、此四句尤切至。
格言・名論多きも、この四句もっとも切至なり。
正しいことば、優れた議論が多い本であるが、この四句が中でも一番、切実である。
そうです。
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清・陳康祺「郎潜紀聞」初筆巻七より。月曜日だからこんなところで終わります。お昼ごろからデジャブーでイヤな予感がするが。
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