4月13日 株価高いままなら羊も玉ももらえるのでは

山高而不崩(山高くして崩れず)(「管子」)

万博が始まりました。今日の地上波放送はこれまでの危惧を止めて慶賀一色ですね。いろんな問題、噴出してくるのかどうか、メディアの扱い方如何、など楽しみだなあ。

おれの経験では、あんまり露出せずに隠れていると、威厳を保つことができるんでリュウ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

山高而不崩、則祈羊至矣。淵深而不涸、則沈玉極矣。

他より抜きんでたものは、その状態を保持していれば、威厳を持つことになるのだ。

天不変其常、地不易其則、春秋冬夏、不更其節、古今一也。

また、

蛟龍得水、而神可立也。虎豹得幽、而威可戴也。

これは軽々しく自分の境域から出て来て権力を振りかざしてはいけない、そんなことをすれば権威を失ってしまうだろう、と言っているのである。

風雨無郷、而怨怒不及也。貴有以行令、賤有以忘卑。

寿夭貧富、無徒帰也。銜命者、君之尊也。受辞者、名之運也。

公正であれば、命令は聞かれる。
かくして、

上無事則民自試。抱櫝不言、而朝堂既修。鴻鵠鏘鏘、唯民歌之。

為政者と人民が思いを一つにすることを期待しているのである。
逆に、

済済多士、殷民化之、紂之失也。

・・・・・・・・・・・・・・・・

「管子」形勢篇より。古代の名言集みたいなぶつぎりの文章ですが、一応スジは通っていて、人民を不安にさせるな、そのためには為政者は正統性を持つ必要がある、公平であれば正当性は保たれる、みたいなことです。しかし、東洋の古代のアンシャンレジームのひとの言うことだから参考にならないかも。在野の立場から見ていると、そんな言葉を振りかざしていると何か別のことを見失っていそうな気がするかも。

ホームへ
日録目次へ